book_rubyring’s blog

面白い本を紹介

時事ネタに絡めて、視点を多角化多角化する本を紹介します。
「Amazon.co.jpアソシエイト」

Amazon一人勝ちと現代社会

めずらしく、Amazon批判の記事があると思って読んだ。

 

Amazonが嫌われる4つの理由をまとめてみた。今後、楽天市場とAmazon.co.jpの通販モール対決は、どちらに軍配があがる? - クレジットカードの読みもの 2016-10-30

Amazonが嫌われている理由まとめ:
1.日本に税金を収めていない:
2.プライム会員にさせたがる:
3.ヘルプが不親切:
4.ダンボールが大きすぎる:
5.その他の理由:
Amazonを嫌いな人が見つからない:
楽天嫌いな友人にも聞いてみた:
楽天、そりゃピンチですよ: 

 

 

 

イエズス会マルコポーロの昔にまでさかのぼり、公共施設に置かれたコカ・コーラ自販機の数や、マクドナルドの話題を繰り返すテレビの報道を聞き、豊かな実りをもたらすアフリカの大地と、すぐに平原になってしまう貧しいヨーロッパの大地を知っていく。

 

そうすると見えてくるのは、「ああ、現代社会を支配するのは、白人やヨーロッパがすぐれていると思い込ませて、それによって利益を得ている人々なのだ」ということがわかってくる。

 

宗教にしても文化にしても、つきつめてみていくと、西洋のものは実に残酷で、冷酷であることがわかってくる。それらは人を生きやすくするためのものではなく、支配し、苦しめておいて、偽の救いを提供するだけのものである。

 

人の本来の姿を追及する作業を続けていくと、現在の社会のように巨大組織を作って貨幣経済に組み込まれた状態は、異常で不自然な状態であり、村もなく農耕も牧畜も知らず、文字も持たず、数もわずかで、暦もないような、現代人が見下している生き方こそが、本来の生き方であったことがわかってくる。この生き方を許さないのが文明社会なのだが、その中でも西洋文明は宗教と合理性という理屈によって人々をがんじがらめにした状態を生みだしたものなのである。

 

私たちもまた、西洋文明の支配者たちが与えてくるさまざまな情報によって、西洋文明の本質を見誤り、かえってこれを礼賛するように教え込まれている。だから、不平等を押しつけてくる相手を拒否するどころか、よろこんで迎え入れるようなバカを繰り返していくことになるのだ。

 

西洋が豊かであるのは、不平等な取引を押しつけることができるから、また教育によってあこがれさせることでブランドとして成立しているからという背景がある。

 

私自身は、もうずっと、テレビも新聞も遠ざけ、人体や心、霊長類、狩猟採集者、食と健康、陰謀論などに関する本を選んで読んでいる。そうしてみると、今の生き方も、西洋文明が提供する将来像も、嘘でしかないことがはっきりと見えてきているのである。

 

生物としてしか生きられないヒトが生きるとはどういうことなのか、飢えや、若い死を避けることができず、不都合な仲間達(寄生虫、肉食動物など)との共存を選ぶしかない現実があり、生き返ることもあの世にいくこともない魂を抱えた私たちが生きるとはどういうことなのかを考えさせてくれるのは、世界征服を実行しながら救済者面をしてみせる奴らではないのである。