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これが洗脳(価値観の植え付け)だ

「悪魔払いの儀式」で子ども3人死亡、ミャンマー (AFP=時事) - Yahoo!ニュース 2016/10/23記事

 

【AFP=時事】ミャンマー最大都市ヤンゴン(Yangon)近郊のトゥワンテ(Twante)で、呪術師を自称する男が幼い子どもたちを虐待し、3人が死亡した。警察の発表や遺族の発言で22日に明らかになった。

 警察によると、死亡した3人は、3歳の男児と2歳の女児、生後8カ月の赤ちゃんで、遺体に殴る蹴るの暴行を受けた痕があった。男は子どもたちが悪霊に取りつかれていると家族に告げ、18、19両日の夜に悪魔払いの儀式を執り行い、その最中に暴行を加えた。

 地元の軍幹部がAFPに語ったところによると、男は村の住民らをトランス状態に導いた上で、衆目環視の中で子どもたちを殺した。まず18日夜に男児を虐待して死なせ、遺体を水路に遺棄した。戻ってきてから女児3人を虐待し、うち2人が死亡した。

 死亡した男児のおじは事件当時の様子について、住民らが男から「聖水」を与えられ、その後、輪になって立つよう指示されたことを明らかにした。男が呪文を唱え、まじないをかけるうちに、住民らは理性を失っていったという。

 ミャンマーでは国民の大多数が仏教徒であるものの、精霊や占星術、「ヤダヤ」と呼ばれる厄除けの呪術も広く信じられている。2011年の民政移管以降、国内にはスマートフォンや欧米諸国のブランド、高級ホテルが大量に流入したが、その半面で占い師や呪術師に相談する国民は依然として多い。【翻訳編集】 AFPBB News

こういう記事を読むと、「呪術」や「占い」を信じることは、絶対に誤ったことで、それが残酷な行動を生んでいると受けとめてしまいませんか?

 

でも、物事の捉え方は一つだけではありません。いろいろと調べていくと、機械ではない生物として人が生きていくためには、呪術的な要素がどうしても必要なのだとわかってきます。

 

生まれて来るすべての子を育てることなど絶対にできない現実や、いやいや育てたとしても親子とも苦しむだけであるという現実、人は年齢を重ねても死ぬ覚悟などできないし、精神が老いていくことなどないという現実、医療によってすべてを救おうとすることはかえって事態を悪化させるだけでなく、実際には最後には必ず死ぬという現実。痛みの六割近くは精神的に軽減できる(つまり自己暗示や催眠が可能である)という現実、自力救済をかなわなくしているのは法や制度・経済活動であるという現実など、合理的で科学的だと人が考えてきた先に待っていたのは、人が生物として生きることのできない世界でした。

 

上のような記事は、この事実に人を気づかせず、まともな判断を重ねていけば、世界はよくなっていくのだと思い込ませる内容になっています。しかし、まともな判断であると考える前提として得ている知識のほとんどは、上の記事のように、偏った価値観に合わせて取捨選択して与えられた情報なのです。

 

私たちは学校やマスコミという、一方的に価値観を植え付ける制度をなくして、一人一人が自分なりの答えを出していく環境を作らなければ、生物として生きるのではなく機械として利用されるだけの未来を招いてしまうのです。